桃太郎1

このところ、毎日のように娘(2歳)の寝かしつけに
桃太郎を聞かせている。
ある日、娘が桃太郎のお話をしてくれた。

以下全文

むかし、あるところに、おばあちゃんが生まれました。
たぬきがいっぱい歩いてきました。おしまい。

なんとなくニュアンスは伝わった。



また、ある日の桃太郎

おじいさんは山へ芝刈りに幼稚園に行きました。

来年からの幼稚園が楽しみなんだね



また、ある日の桃太郎

お姉ちゃんが川で洗濯をしていると、
大きなおじいちゃんとおばあちゃんが、
どんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。

すぐに助けを呼ばないといけないね

地図にない道

僕たち大人は住所を番地で表現したくなってしまう。

ただ、子供たちは違うようだ。

娘が友達の家を教えてくれた。

「公園の道を真っ直ぐ行って、ハルちゃんの家の洗濯物が見えたら
曲って、真っ直ぐ行ったところ」

ごめんよ、お父ちゃんには「ハルちゃんの家の洗濯物」が分かりそうに
ない。

そしてハルちゃんの家の洗濯物は、そんなに印象的なのかい？

娘の悩み

「どうしたらいいのかなあ」
「どうしたらいいのかなあ」

3歳になる娘が猛烈に悩んでいる
この世の終わりというくらい悩んでいる

私は人として男として解決してやらねばと思い
「どうしたの？」
と尋ねる。

娘は憔悴しきった表情でその悩みを打ち明けた

「夏は暑いからアセモになるし、
 冬は寒いからシモヤケになるし、
 どうしたらいいのかな」

「･･････どうしようもないね」
としか答えられない私は、いつのまにかズルイ大人になっていたんだなと思う。

娘の悩みは、思った以上に奥が深い。

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